チェルノブイリから学んだお母さんのための放射能対策BOOK

著者 野呂美加
ジャンル 暮らし・料理・健康  > 健康
その他  > 教育・保育・子育て
出版年月日 2011/09/16
ISBN 9784313660564
判型・ページ数 四六・168ページ
定価 1,430円(税込)
在庫 品切れ・重版未定

チェルノブイリのお母さんと同じ涙を流さないために! いまだ収束していない原発事故。放射性物質は時間の経過とともに、成長著しい子どもや胎児にさまざまな症状をもたらします。内部被ばく、低線量被ばく、食材や食べ方の工夫、日常生活の注意点、ストレス対策をはじめとするメンタルケア、親としての心のもちよう……19年におよぶチェルノブイリ被災児童の保養活動から学び、経験し、集積し続けてきたことをもとに、大切な子どもたちを親としてしっかりと守っていくための具体的な方法やヒントなどを、同じ母親の立場からやさしくアドバイスする。

プロローグ チェルノブイリのお母さんと同じ涙を流さないために!

Part 1 チェルノブイリの子どもたちの健康状態と保養の効果
チェルノブイリ原発事故2~3年後に、小児甲状腺がんが増加
チェルノブイリ原発事故から10年以上たって病気の数が増加
被ばくした子どもたちの二世に起こっていること
ドイツから呼びかけられたチェルノブイリの子どもたちの海外保養
保養運動は母親どうしのグローバルな互助会
保養と安全な食べ物が放射性物質を排出させ、DNAの修復を早める
子どもたちを理解するために、ベラルーシを訪問
「病気の花束」を抱えている子どもたち
子どもの健康を願いながら、幸せに暮らす里子たち
保養は放射能からのタイムアウト

Part 2 放射性物質は時間の経過とともに子どもたちにさまざまな症状をもたらす
放射性物質は私たちの体を酸化させ、老化させてしまう
放射性物質は消化管と呼吸器、皮膚から吸収される
子どもには自然放射線に近い数値のほうが安全
放射性物質を栄養素と勘違いしてとり込んでしまう体
心臓にセシウムがたまって痛むことも
放射性物質の影響で鼻血を出す子どもが多い
のどのイガイガ、目のかすみ、下痢、口内炎が多発
子どもたちが発病する未来を選んではいけない

Part 3 お母さんとお父さんのための放射能対策 食事編
汚染された食材を子どもたちの口に入れない
給食に安全な食材が使われているかどうかをチェック
牛乳、露地栽培の野菜、スープ料理に注意!
安全な食材を入手し、和食中心の食生活に
放射線によって切断されたDNAを酵素が修復する
果物には酵素と、補酵素であるビタミンやミネラルが含まれている
体力が落ちた子どもには、食前にりんごや大根のすりおろしを
ごはんとみそ汁、漬け物の食事で、酵素を毎日体に入れる
薬で治らない症状が出てきたら、酵素で抵抗力を上げる
油物は体の酸化を進め、消化に酵素をたくさん使う
果物は、放射性物質の酸化作用に対抗する抗酸化食品
りんごや桃、ドライフルーツなどのペクチンで放射性物質を排出
果物と糖分を発酵させた酵素ジュースで、子どもにたちにパワーを
小さい子や妊婦、授乳中のお母さんには優先して汚染のない水を!

Part 4 お母さんとお父さんのための放射能対策 日常生活編
放射性物質がたまりやすいところに子どもたちを近づけない
雨にあたらないようにし、風の強い日はシャワーキャップ+帽子を
大人が率先してマスクをつければ、子どもたちも納得
安全な状態になるまで、自然のなかで遊ばせるのはお休みして
帰宅時は服をはらったりふいたりして、放射性物質を持ち込まない
原発事故が収束するまでは、洗濯物とふとんは部屋干し
早寝早起きし、食事の時間を決めて規則正しい生活を
夕食は寝る3時間前に終え、早めの就寝を
抗酸化力をさがし求めて出会った微生物のパワー
有用な微生物が放射能による環境の酸化をくい止める
光合成細菌を入浴や掃除に使ったり、家じゅうに噴霧
ヨガや気功、マッサージなどで心身のストレスを解消

Part 5 お母さんとお父さんのための放射能対策 こころ編
やるだけのことをやったら、あとは祈るのみ
毎日希望をもって暮らすことで抵抗力を上げることができる
お母さんお父さんの愛だけが、子どもたちを救う
ウランを掘られた大地に住む人たちの苦難に思いをはせる

エピローグ いのちを産み出す性として、世直しをする責任がある
  • 野呂美加/著

    特定非営利活動法人「チェルノブイリへのかけはし」代表。 1992年、チェルノブイリ原発事故被災児童を、1か月間日本で保養させる活動「チェルノブイリへのかけはし」を知人とともに始める。これまでに招待した子どもは、19年間で648人。ベラルーシ共和国およびウクライナ共和国を20回以上現地訪問し、交流を重ねてきた。2005年、国際交流基金より「地球市民賞」受賞。2011年の東京電力福島第一原発事故発生以来、各地にて、おもにお母さんたちのためのお話会を開催し、チェルノブイリで起こってきた事実とともに、放射能被害への防御策と対応策などを伝えている。北海道北見市在住。夫と娘との3人暮らし。 「チェルノブイリへのかけはし」HP http://www.kakehashi.or.jp/

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