真田幸村 下
織田信長軍に攻められた武田勝頼は、天目山で自刃。ついに武田家は滅亡し、生き残りを賭した真田親子の戦いが始まる。しかし、二か月後には信長が本能寺に討たれ、戦国の世は益々混迷を深めた。父・昌幸から軍略を学び武将として成長した幸村に、赤吉、三好清海、伊三丸兄弟らがつき従っていた…。戦国きっての名将の若き日々を瑞々しく描く長編歴史小説。
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海音寺 潮五郎/著
1901(明治34)~1977(昭和52)年。鹿児島県生まれ。國學院大学高等師範部国漢科卒業。昭和11年、「天正女合戦」「武道伝来記」で直木賞受賞。昭和43年、菊池寛賞受賞。紫綬褒章(昭和47年)、文化功労者(昭和48年)、日本芸術院賞(昭和51年)。著書『真田幸村』(人物文庫)『天と地と』『平将門』『西郷隆盛』『武将列伝』『悪人列伝』『赤穂浪士』他多数。
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