土佐の地下浪人の子に生まれた弥太郎は、安積艮斎(あさかごんさい)、吉田東洋らに学ぶ一方、坂本竜馬、後藤象二郎ら時代の志士たちの中で眼を覚ます。江戸で幕府の衰運を見、長崎でグラバーはじめ各国の商人たちと出逢い新時代の息吹を知り、“商業をもって国を興す”ことを志す。変革期の藩を支えた若き日の実業家の雄姿を描く。
村上 元三/著
1910(明治43)~2006(平成18)年。東京都出身。1941年、『上総風土記』により第十二回直木賞受賞。1965年、NHK放送文化賞を受賞。著書『加田三七捕物帳』『源義経(全四巻)』『新選組(全三巻)』『松平長七郎 旅日記』『平賀源内(上・下)』『藤堂高虎』『勝海舟』『真田十勇士』(以上、人物文庫)、『田沼意次』『新本忠臣蔵』『佐々木小次郎』他多数。


